仙台オンラインカウンセリング アユミのブログ

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このままの状態の自分に焦っていた

子どもは、コミュニケーションが苦手、こだわりが強いという生まれ持った特性を持っています。

なので、学校での友達関係を築くことが難しかったです。

自分一人で作業をしたり授業を受ける時はよいのですが、他の人と行動する時は相手の人のことを自分のことのように考えたり想像することが苦手なのです。

子どもは大丈夫と思っていても、相手の人は違っていたりと、そんなことが何度も続いていくうちに次第に友達との会話に入ることができなくなっていました。

「僕が話しをすると他の人に話しかけるんだ」

「僕の話は面白くないんだね」

と、元気をなくしていました。

また、家庭の中が複雑で落ち着いてリラックスできる環境ではなかったので、夜も眠れなくなり学校に行けなくなったのです。

私は、普通の家庭だったら学校に通えていたのではないか?と考えてしまい家庭環境が悪かったからと罪悪感を感じていました。

周りの家族が羨ましかったです。

私たち家族はひどい状態で、

・夫はうつ病でコミュニケーションが苦手、家族代々の負の連鎖を受け継いでいる

・子どもは不登校で引きこもり

・私は夜も眠れず気分は落ち込んだ状態

と依存、衝突が絶えませんでした。

だから、子どもは部屋から出てこなくなりゲームをしたり寝てばかりの生活を送っていたのです。

このような生活が続いていましたが、いつかは周りの人と同じく将来は自立していけるだろうと思っていました。

そんな私の気持ちを察してか子どもは早くしなければと焦るようになったのです。気性は荒くなり、ドアを足で蹴って開けるようになりました。

子どもは不安で心が押しつぶされそうだったのだと思います。

私は、どうして上手くいかないのだろう?

どうしてこんなに辛い人生なのだろう?

と朝起きるころになると頭に浮かんできて起きられなくなっていました。

 

そこで私は「このままでは何も変わらない、私が変わろう」と気持ちを変えました。

ですが、ではどうやったら変われるのだろうと思って探していたところメンタルケアラボにたどり着いたのです。

 

その時子どもは、

「みんなと高校、大学進学を同じくスタートを切らなければ、もうダメだ!」

「人生終わりだ!」

「早く何とかしないと!」

と、このままの状態の自分に焦っていました。

だから、上手くいかないことへの苛立ちが強くなって言葉遣いも荒くなり、ドアを開ける時にもバタンと強く音を立てるようになったのです。

自分ではどうしたらよいのか分からず親に対しても諦めの感情が出ていました。

 

 

もしも、この記事を読んでいるあなたのお子さんが焦っていると、とても不安に感じているのなら急ぐ必要はないですし無理をすることもないと思います。

そして、子どもは焦っていたけれど、ゆっくり進んだ方が良いと分かったからこそ元気になれたとお伝えしたいです。

何でも、みんなと同じくすれば上手くいく、そんなことはありません。

周りの人と同じように中学校、高校にも通わず違う道を歩むということは、とても勇気のいることです。

しかし、私の子どものように不登校になり友達がいなくて家に引きこもりゲームばかりしていても、自分のやりたいことを見つけて友達もできて外で活動ができるようになれるのです。

 

次回は、「焦っていたから行動を起こした」をお伝えします。